2021年のニューノーマルと2022年の生活

おはようございます。情報セキュリティ情報センターです。

2021年も終盤に差し掛かってきました。今年のコラムも本日が最後です。

みなさんにとって2021年はどのような年でしたか?

コロナ禍で新しくなった生活には慣れましたか?

それとも、ゆるやかに以前の生活に戻りつつあるのでしょうか?

ともあれ、突然やってきた非日常な生活は少しずつ日常になっています。

2020年は「変化」の年、2021年は「順応」の年でした。そして2022年は「日常」の年になっていきます。…と私は思っています。

本日は、新しい生活が当たり前の日常、2021年の「ニューノーマル」を紹介です。みなさんにとって、もうノーマルになっているでしょうか?



オンライン〇〇

ニューノーマルという言葉を耳にするようになったのはここ最近のことですよね。NewとNormalを合わせた造語で、言葉時代は2000年代初頭から使われているそうです。「新しい生活様式」と訳されます。

コロナウイルスの脅威のなか、わたしたちの生活はがらりと変わりました。しかし今はそれが当たり前で、以前よりも効率がいい部分まであります。まさにニューノーマル。とってもしっくりくる言葉です。

そんなニューノーマルと時を同じくして広がった言葉が「オンライン〇〇」ではないでしょうか?

〇〇には様々な言葉が入ります。オンライン授業、オンライン飲み会、オンライン面接…などなど、多くのオンライン〇〇が広がりましたね。

考えられますか?学校に行かないで授業が受けられるんです。

考えてみれば簡単なことです。ビデオ電話はもっと前からありますから、もっと前から可能ではありましたが、しかし実際に行われたのはこのコロナのあおりを受けてからです。

飲み会も、面接も、授業も、仕事も、多少不便さはあれど、接触が避けられるという大きな理由で次々にいろいろなものが「オンライン」化しましたね。

テレワークなども「オンライン〇〇」に含まれます。いうなればオンラインワークでしょうか?

コロナが落ち着き始めた今でも、テレワークを続ける判断をした企業さんも多いのではないでしょうか。

そもそもテレワークが推奨されたのは2000年代からで、しかしその不便さやセキュリティ面での不安が多く目立ち、ここ最近までは全くと言っていいほどに「普通ではない働き方」でしたよね。

しかし、2000年代初頭からすでに20年が経過しています。当時懸念された不便さやセキュリティの不安は、20年分の技術で多少は解消されています。

電子印鑑もだんだん普及しはじめていますよね。契約書も電子で取り交わすことができるようになりました。

オンライン化のメリットが、少しづつデメリットを解消していっています。

一気に普及されたときに注目されたメリットは「非接触」だけでした。しかし、それが続き慣れていけば慣れていくほどに、他のメリットも注目されるようになり、職種によってはメリットの方がずっと多いことに気が付いたのです。

なによりオンライン授業もテレワークも、どんなオンライン〇〇だって、どこでもできて、移動時間が省けるのです。それだけで全然違いますよね。

もちろん直接でなければ効果が得られないものも中にはあります。実験の授業とかね。

しかし、話を聞いて、先生が板書して、それを書き写す・・・といった授業はオンラインでも滞りません。むしろ静かに授業が聞けるという利点もありました。

「オンライン〇〇」、2021年に間違いなくもっとも普及した「ニューノーマル」なのではないでしょうか。



おうち時間

さて、次にコロナ禍でよく聞くようになった言葉が「おうち時間」ではないでしょうか?

不要不急の外出を避け、極力家で過ごすことが推奨されました。

もちろん、外出することが主に休日にできる娯楽のすべてではありませんが、やはりかなりのものが抑制されましたよね。

そんな中、おうちで楽しい時間を過ごす、という意味で使われたのが「おうち時間」です。

みなさんはどんなおうち時間を過ごしましたか?

わかりやすく「おうち時間」を売り文句にしたのはやはり動画サイトや動画のサブスクリプションサービスではないでしょうか?

それこそわたしは、もともと映画やアニメをサブスクサービスを利用してよく鑑賞していましたが、その頻度は圧倒的に増えました。

他にも、ご家族がいらっしゃる家庭、特にお子さんがいる家庭向けには簡易的な家庭栽培セットや、お料理キットなんかも発売されました。

ずっと家の中にいることが苦痛じゃない人もいますが、それを強要されるということはストレスがたまるものです。

学校や職場にも行けず、外でもなかなか羽を伸ばせないなかに楽しみを見出すのがあたらしい「おうち時間」です。これらはニューノーマルというわけではありませんが、新しい娯楽、新しい休日の過ごし方として今後も続いていくでしょう。

いままでなかったNewが当たり前のNormalになっていくわけですから、多少イメージと違っても広く見ればニューノーマル…と言ってもいいのではないでしょうか。

わたしはこのコロナ禍でサブスクを利用した「おうち時間」が増加し、他にも友人と通話しながらゲームをするといった新しい楽しみを得ました。

コロナ以前は一緒に出かけたりもしていた友人ですが、もう1年近くあっていません。それでも一緒にゲームをしていますから、疎遠になることもなく、いつも通りです。なんならあっていた時よりも話す機会は圧倒的に増えました。

そうそう、このコロナ禍で、ペットを飼う方が増えたというお話を聞きました。おうち時間が増えたことによる影響だそうです。

家に新しい家族が増えること、それは当たり前のことではありませんが、これからその家族と過ごしていくことは必然的にその過程にとって「当たり前」になっていきます。ペットの命も、当たり前ですがコロナ禍だけのものじゃありませんからね。立派なニューノーマルな生活になっているじゃないですか。



本日のまとめ

いかがでしょうか?考えてみれば、通信販売も昔はまったく当たり前ではありませんでした。

しかし今は、多くの人が利用する当たり前のことになっています。きっと通販も、どこかの時代では「ニューノーマル」だったんです。

そうやって世界は、新しいものに知らず知らず順応し便利になっていくわけです。

静岡県では、シェアオフィス、サテライトオフィスといった「テレワーク」が推進され、補助金制度まで整い始めています。まったく静岡県にゆかりがない人でも、この機に新しいつながりを得て、コミュニケーションすることができる、というのも狙いの一つだそうです。

オンライン化によって、コミュニケーション能力の重要度は飛躍的に注目されました。PCの画面越しに相手の感情を読み取ったり間を取りスムーズな会話をするのは、対面して会話する何倍も難しいことだとわたしたちは実感しています。

今日紹介したオンライン化とおうち時間は、かたやビジネスかたやプライベート、あるいはどちらも共通して、広く使われます。老若男女場所を問わず新しい時代です。

冒頭でも言いましたが、今年はそんな、新しい時代でした。来年は、それが普通になる時代です。

それではみなさん、よいお年をお過ごしくださいね。



<参考サイト>

IT mediaビジネス

tunag

通信機器について

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

いきなりですが、皆さんは通信機器と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。

たくさんあり過ぎて、と思う方もいらっしゃれば、何も思い浮かばないけど、といった方もいらっしゃるでしょう。ここで幾つか例を挙げるとすればスマートフォン、携帯電話、ファクシミリ、無線LANルーター、ハブ、ターミナルアダプタ、ファイアウォール機器、モデム、メディアコンバータなどがあります。まだまだたくさんあるよ、という声が聞こえてきそうですが、ここでは省略させて頂きます。

さて、昨今のインターネット社会において通信機器はなくてはならないものとなっており、今やインターネットを使用していないという方々は少なくなっている時代です。

ビジネスに留まらず、個人単位でさえインターネットが使用出来ないと困る方が世の中の大半にあたるでしょう。今や何を調べるにもスマートフォンを拡げて、様々な情報をインターネットで検索している姿を多く見かけます。

更にビジネスに向けてみると、世界で流行したパンデミックによって、オンライン化が急速に進み、多くの企業ではリモートワークを率先して行い、医療機関ではオンライン診療を行うなど様々な分野でインターネットを活用したデジタル化が進みました。

例えばファクシミリに目をむけてみると、徐々にご家庭などで使用する機会は減ってきているのではないでしょうか。一方、ビジネスに向けてみると受発注、在庫管理、支払通知などのシーンではファクシミリが必須とされる業界や現場などが少なくはありません。そういった業界や現場でもファクシミリで受けたデータを紙出力せずに電子化するという一連の流れも多くみられます。そういったファクシミリで受信したデータをクラウド上にデータとしてアップロードしたり、必要なものだけを取捨選択して共有したりと普段当たり前のように行っている作業はインターネットや社内ネットワークがあるからこそ出来ていることであり、そういった様々な場面で通信機器が使われております。

そこで今回は幾つかの通信機器が市場でどのような役割を担っているのかをご紹介していきます。特にビジネスでも自宅でも使用している可能性が高い4つの通信機器に関してご案内していきます。



ONU

それではまず1つ目にご紹介する通信機器は、光回線を事務所や自宅に接続する際に必ず必要となる機器ONUです。

ONUとはOptical Network Unitの略称で光回線終端装置のことを言います。具体的にいいますと、光ファイバーを用いた加入者回線網(公衆回線網)において、加入者宅に設置される光回線の終端装置のことをいいます。光信号と電気信号の相互変換などを行なう装置で、光ファイバーを接続するポートと、コンピュータやコンピュータネットワークに接続するためのデータ通信ポートを備えています。

難しい言葉を並べましたが、端的にお伝えするとインターネットを接続する為には必要不可欠な通信機器ということです。最近では、複数のコンピュータなどを接続できるスイッチングハブ機能やインターネット接続機能などブロードバンドルータとしての機能を統合した製品が主流となっており、以前のようにハブやルーターを別途用意しなくてもONUだけで事足りる場面が増えてきております。


ルーター

2つ目に紹介する通信機器はONUの紹介部分でも出来ているルーターです。ルーターはコンピュータネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器です。ルーターはプロトコル階層のうちネットワーク層の情報を解析してデータの転送の可否や転送先の決定などを行う機器で、主にインターネットなどのTCP/IPネットワークにおける主要な中継機器として用いられます。

またまた難しい言葉を並べましたが、簡単に言うとパソコンやテレビなどのデジタル機器をインターネットへ接続するための通信機器となります。実は先ほどご紹介したONUでもインターネットへ接続をすることは可能です。しかし、接続出来る台数が1台と限られており、2台以上のデジタル機器をインターネットに繋げたい場合には必ず必要な機器です。つまり複数台のパソコンやスマートフォンを同時にインターネット接続したければ、光回線とONU、ルーターが必要になるということです。


ハブ

3つ目はハブをご紹介していきます。ハブとは、車輪やプロペラなどの中心にある部品や構造のことをいい、中心地、結節点、集線装置などの意味で用いられます。

ITの分野では、パソコンやプリンタなどのデジタル機器間をケーブルで結んで通信する際に複数のケーブルを接続して相互に通信できるようにする集線装置、中継装置のことをいいます。つまり、複数台のパソコンを同一のネットワークで接続することが出来、プリンタやネットワークカメラなどのデジタル機器を接続することが出来る通信機器となります。あくまでインターネット接続が可能なデジタル機器の台数を増やすための機器ですので、ハブ単体ではインターネット接続する機能は持ち合わせていません。インターネット接続が行いたい場合には先ほどご紹介したルーターと共に活用していく必要があります。

また、ハブを電源コンセントに例えると分かり易いかもしれません。壁にコンセントが2口しかなければ、電化製品は2つまでしか使用出来ません。しかし、電源タップを使用すれば多くの電化製品に電源の供給が可能となります。電源タップがハブの役割を果たしているということです。



無線LANルーター

最後にご説明する通信機器は無線LANルーターです。今までご紹介してきた通信機器の中では、より馴染み深いのが無線LANルーターでしょう。Wi-Fiといえば、皆さんも分かるのではないでしょうか。

ここで改めてWi-Fiのご説明をしておくと、電波を用いた無線通信により、近くにある機器間を相互に接続し、構内ネットワークを構築する技術のことをいい、無線LANの規格の一つです。LAN(Local Area Network)は室内や建物内、あるいは屋外でそれに準じる数十メートル程度までの比較的狭い範囲内の機器を相互に接続するコンピュータネットワークで、屋内のコンピュータとインターネットの接続、オフィス内のコンピュータ間の接続、家庭内のデジタル機器間の接続などで広く普及しています。

従来は集線装置を介して各機器を通信ケーブルで接続するイーサネットなどの有線接続が主流でしたが、同じ機能を無線通信で実現するWi-Fiが登場し、ケーブルを取り回す必要のない手軽さから広く受け入れられました。また、スマートフォンやタブレット端末など携帯型の通信機器のネットワーク接続手段の一つとしても用いられています。

要約すると、無線LANルーターとはWi-Fi機能を持ち合わせたルーターのことを指します。インターネット接続を行いつつ、Wi-Fi機能を持ち合わせており、家庭用のルーターのほとんどがこのWi-Fi機能を標準搭載しています。どこに出かけてもフリーWi-Fiが飛んでおり、すでにWi-Fiなくして現代のインターネット社会は語れませんね。



本日のまとめ

ここまで4つの通信機器についてお話してきましたが、皆さんは幾つ知っていましたでしょうか。今回は分かり易い部分のみのご説明となっております。実際は各通信機器共に様々な機能がございます。もし興味がございましたら、更にご自身で調べてみると面白い発見があるかもしれません。普段使用していた機能がこういった通信機器をかえして行われていたと知ると更に身近に感じるかもしれません。

本日は皆さんの生活の中でも特に馴染みのある4つの通信機器についてご案内させて頂きました。ビジネスでもご家庭でも必ず使用している可能性が高い通信機器となります。この機会に事務所やご自宅でどのような通信機器が置いてあり、どのような用途で使用しているのかを調べてみるとよいかもしれません。

<参考>
IT用語辞典

フードテックって?近未来レストラン

おはようございます。情報セキュリティ情報センターです。

突然ですがみなさん、最近外食はしましたか?

コロナウイルスの脅威による自粛生活から約2年、飲食店の規制も徐々に緩和し、従来通りの生活が戻りつつありますよね。

わたしもようやく、先日友人と外へ出かけて食事に行きました。

ひとりもいいですが、誰かと一緒にいたらまた違った楽しみがありますよね。

依然として食事中以外のマスク着用やアクリル板、こまめな消毒や換気は欠かせませんが、少しずつ今まで通りに娯楽を楽しめるようになっています。

店側でも様々な工夫がなされ、コロナの脅威を乗り切るためのアイデアが次々と使用されています。

それは本来コロナ禍で活用される予定ではなかったものですが、このコロナ禍で光ったものがたくさんあります。

本日はそんな、飲食店で活躍するIT技術の紹介です!



フードテックって?

さて、近年「テック」とつく言葉をよく耳にしますが、「フードテック」とは具体的になんでしょうか?

ご想像された通り、「Food」と「Technology」を組み合わせた造語で、最新のテクノロジーを活用し食に関わる問題解決や可能性を広げていく新しい産業分野のことです。

その始まりはアメリカのハイテク産業が主導で進めるものと、ヨーロッパの社会問題を背景に課題を解決する2通りがあると言われており、食料品不足の解消や廃棄食材による環境汚染の軽減が期待されています。

とくに外食産業に焦点を当てると、調理の自動化や配膳・外膳の自動化、キャッシュレス化といったAIやロボット、IoTの活用が試みられています。

この状況下による顧客の減少や人手不足、アルバイトの不祥事など、現状の問題は「機械」ではなく「人」によるものがほとんどですが、その問題をどうにかテクノロジーで改善しようという試みがフードテックです。

すでに身の回りでも導入され始めていますよね。

このあと、何点か紹介しますが、みなさんも一度は見たことあるんじゃないでしょうか?

人ではなく、機械が働く時代です。映画みたいでわくわくしますね。

回転しない回転寿司

そんなフードテックの身近な例ですが、その最たるものが回転寿司です。

わたしからしてみれば寿司は基本的にまわってるものですが、みなさんはどうですか?

レーンに寿司が並べられ、食べたいものを取って食べ、集計はお皿で…なんて、現代ではとっくに当たり前になったこと、説明されなくてもわかりますよね。

子供の頃は、妹や弟とレーン側の席を取り合ったりしました。懐かしいですね。

他のレストランとは一風違った「自分で選んで取る」システムは、「注文を受けて席まで運ぶ」工程を全てカットできます。

もちろん、食べたいものが流れてこない時もありますから、机につけられたタッチパネルで注文することもできます。

その注文したものも、レーンで運ばれてきます。お店によって違いますが、新幹線に乗って別のレーンで運ばれてくるものや、自動的に机に流れてくるもの、他のネタがまわってるレーンで予約専用のお皿に乗ってくるもの、形はさまざまですが、いずれもタッチパネルが届く旨をお知らせし、それを取る、というシステムです。

「回転寿司」って感じがしますよね。

さて、そんな回転寿司ですが、最近はさらに進化しています。

最近わたしが行った回転寿司では、タッチパネルではなく手元のスマートフォンでの注文が可能に。席ごとのQRコードから注文画面へと簡単に行けます。もちろんアプリのダウンロードなども不要で、複雑な操作も必要ありません。

タッチパネルとなるとどうしても触らざるを得ないですから、このコロナ禍ではこまめな消毒が必須でした。しかも、真ん中にアクリルパネルがあることで取り付け式のタッチパネルだと届かない人もいましたよね。スマートフォンの利用で、それらの問題が一気に解決します。

本来このシステムはコロナ禍の状況の中考えられたものではなかったそうです。しかし、今のこの状況では大活躍ですよね。

会計も自動レジとなり、受付もロボットが行い、注文を取ったり商品を運んでくるウェイトレスもいない、実際の人と全く接触せずとも食事が済んでしまう、そんな近未来な世界が、すぐそこの回転寿司にあります。

近年では、一度取って戻すことが可能である回転寿司のデメリットをなくすため、端末で注文したものだけが届く仕組みもあるそうです。

デメリットをなくし、良い方へと改善した結果がお寿司が回転しない回転寿司です。「まわらない」のに「回転寿司」。なんだか少し変な感じですが、きっとどんどん普及していくでしょう。30年前に回転寿司が一気に普及したように。

給仕ロボットのお仕事

さて、回転寿司は比較的身近な例だったんじゃないでしょうか。

ファミレスといえば、近年はどの店舗もタッチパネル式のメニューと注文端末が普及し、当たり前になりつつありますよね。

居酒屋などでも取り入れられ、注文がスムーズになっています。

そんなファミレスで、つい先日見たのが給仕ロボットです。

大手チェーンファミレスで、注文した商品をねこをイメージしたロボットが運んでくるのです。まだ全国的に普及はしていないようで、わたしはその時初めて見たのですが、少なくとも5皿は運べそうなフォルムで、軽快な音楽とともにニッコリマークのねこが料理を運んできます。

席を間違えることもなく、道中倒れることもなく、もちろん配膳された食事もこぼすことなく可愛らしく席まで持ってきます。

あとから調べたら、どうやら撫でると表情が変わるらしく、食事の配膳という本来の仕事だけでなく、食事に来た家族のちょっとした笑顔にも貢献します。こうして、話の話題にもなりますよね。

わたしも見たのは先日がはじめてですし、まだ日本では大々的に普及していないようですが、もっと精度が上がりできることが増えれば、さまざまなレストランで目にするようになるのではないでしょうか?

本日のまとめ

先日行ったファミレスでは、配膳ロボットが運んでくるのを、はらはらしながら見守るのも楽しみのひとつでした。

本来、作業の簡略化、人手不足のような問題解決のために活用されていたIT技術が、このコロナ禍で思いもよらない大活躍を見せています。

その上、真新しいため人の目を惹き、普通の外食が少し楽しいものになるなら一石二鳥ですよね。

思えば、回転寿司にタッチパネルが導入された時も、お寿司以外のことにわくわくした思い出があります。

フードテック、わたしもつい最近知った言葉ですが、思い返せばさまざまなところで「フードテック」をみることができます。

いつもの食事も、違った楽しみがあったらよりいっそう美味しい気がしますよね。


<参考サイト>

iza

XWARE

クラウドサービスという選択

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

クラウドサービスと聞いて何が頭に浮かびますか?

以前は無かったこのサービスが今は当たり前になってきています。

パソコンで使用しているOfficeのソフトをはじめ、数々のソフトウェア、データを保存しているサーバーもそうですね。

携帯で撮った写真をクラウドに保存している方も多くなりました。

今回はクラウドサービスについてのお話です。



クラウドサービスとは

多くの方がクラウド=雲を想像しますよね。

例えば宅配ピザを注文するとき、大体の方は、自宅の郵便受けに入っていたピザ屋さんのチラシを見て、電話で注文します。最近はスマートフォンやパソコンを使用してインターネットで注文が出来てしまいます。

30分もすると、バイクに乗ったピザ屋さんが箱入りのピザを届けてくれます。

ここにはちょっとした不思議があります。多くの人は、ピザが自宅に届けられるまで、ピザ屋さんを見ることがありません。自分が電話したピザ屋さんがどこにあるのか?どんな場所でピザが焼かれているのか?そういったことが分からないまま注文しています。

クラウドサービスは、このような、「どこにあるのか?」「どんな場所で作られているのか?」「どこの人が作業をしているのか?」が分からないけれども利用できるサービスのひとつです。私たちは「どこ?」が分からなくても、多くの商品やサービスを利用しています。

クラウド(クラウド・コンピューティング)は、コンピューターの利用形態のひとつです。インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター(サーバー)が提供するサービスを、利用者はネットワーク経由で手元のパソコンやスマートフォンで使います。

クラウドの特長のひとつは、利用にあたって、コンピューター(サーバー)の所在地(どこ?)が意識されない点です。たとえるならば、雲(クラウド)の中にあるコンピューターを地上から利用しているようなイメージです。そして、クラウドの形態で提供されるサービスを「クラウドサービス」と言います。

従来のコンピューターの利用形態では、利用者は手元のパソコンの中にあるソフトウェアやデータを利用していました。しかしクラウドサービスでは、ネットワークを経由して、雲(クラウド)の中にあるソフトウェアやデータをサービスの形で使うのです。

クラウドサービスの代表的な例にはWebメールがあります。「Gmail」や「Yahoo!メール」などが有名です。これらのWebメールサービスは、サーバーがどこにあるかを意識させません。

多くの会社ではメールサーバーを、自社の中や自社が利用しているデータセンターなどに持っていたり、レンタルのメールサーバーを利用していたりします。そしてメールを受送信・閲覧するためには、自分のパソコンにインストールしてある「Windows Liveメール」や「Outlook」や「Thunderbird」などのソフトウエアを使っています。

Webメールではまず、このようなソフトウエアを自分のパソコンにインストールする必要がありません。Webの閲覧に使用している「Internet Explorer」や「Chrome」などのブラウザーがあればサービスを利用できます。また、自前のメールサーバーを用意する必要もなく、ユーザー登録だけすれば、「どこにあるかは分からないが、どこかにあるだろうサーバーとメールソフト」を使って、メールの受送信や閲覧ができます。

このように、ネット上のどこかにあって仕事をしてくれているが、どこにあるかはよく分からないサービスを、クラウドと呼びます。



クラウドのメリット

①導入が容易

導入が容易でリスクが少ないこと。このことが、業務用クラウドサービスを使うもっとも大きなメリットかもしれません。

ここまでご説明してきたとおり、これまでの業務用ソフトウエアは、会社のコンピュータ(サーバやパソコン)の中に入れて使うものでした。そして、これらのソフトウエアは、会社が購入していました。

ですから、新しいソフトウエア…例えば、会計ソフトにしても、給与計算ソフトにしても、それを導入するまでに、慎重に吟味する必要がありました。自分たちの仕事に則したものなのか?担当者が十分に使いこなせるものか?そういったことが検討されると同時に、懸念もされてきました。新しいシステムを導入したが、十分に使いこなせず、無駄にしてしまったという例も、少なくありません。

その点、クラウドサービスは、サービス提供会社が保持し管理するサービスをネットワーク経由で利用するため、利用者側はソフトウエアを購入したり、独自に開発する必要がありません。そのため、導入の際に大きな投資をしたりする必要もなく、使えないシステムを購入してしまうリスクなどもありません。まずは試しに利用してみて、良ければ使い続けるという、安全で間違いのない導入ができる点で、クラウドサービスは優れています。

②運用が楽

クラウドでは、ハードウエアも、それを置くスペースや動かすための電力も、すべてをサービス提供会社が保持し管理します。また、業務用のアプリケーションや基本的なOSソフトなどの維持管理も、すべてサービス提供会社が行います。

そのために、社内に持ったハードやソフトを維持管理するための人手や電気代、ハードウエアの置き場にかかる家賃、セキュリティ対策費用など、運用コストが大幅に削減でき、会社にとって大きなメリットになります。

利用できるソフトウエアは、常に最新のものが提供されます。このため、これまでは手動で行っていたバージョンアップ等の作業も不要になります。

「持たずに使う」。これこそがクラウドのメリットです。

月額いくら 1ユーザーいくらという従量課金で使える

「道具を持つ」ではなく「サービスを利用する」というスタイルのクラウドでは、使っていないときには、費用が発生しないというメリットがあります。

そのため、例えば年度末の繁忙期1ヶ月間には、複数の人が入力作業のために使用するが、それ以外のシーズンは管理用に1人が使えればよい…というような利用方法も可能です。

「月額いくら」「1ユーザいくら」という従量課金のクラウドサービスは、必要な時に必要な分だけ利用して、サービスの利用料を支払います。必要最小限のサービス利用で無駄を省けます。



導入事例

実際の導入事例

現在利用のソフト更新のタイミングでクラウド版に切り替え

・N社様

在庫管理のソフト蔵奉行をパソコン1台にインストールして使用していました。

保守サポートの期間が迫っておりバージョンアップのご相談をいただきましたが、拠点もある為パソコン2台での利用を検討されておりました。

通常のオンプレ版ですとそれぞれにソフトをインストールして利用は出来ますが、登録している商品マスターや在庫情報はバラバラになってしまいます。

そこでクラウド版のご提案となりました。

それぞれのパソコンで入力したデータはクラウドに保存される為共有が出来るようになりますし、マスター情報も2台のパソコンに反映されます。

2ライセンス分の年間料金をお支払いすることで常に最新バージョンを利用できるようになりました。

生産性アップの為クラウド切替へ

・H社様

毎日の出退勤をタイムカードに打刻して月初にタイムカードを集計し給与計算していました。複数店舗がある為に月末締めたあと、タイムカードをそれぞれ集めデータを手入力します。残業時間を調べ給与計算。さらには間違いが無いかチェックを行いますが、これらの手間と時間をクラウドが解決してくれました。

ICカードタイプのタイムレコーダーを各店舗に配置

出社と退社はICカードをかざすだけ。その時刻はタイムリーにクラウドに保存され、管理者が把握できるようになります。残業時間や有休の残回数も確認が出来て非常に便利です。

月末締め後はデータを給与ソフトに入れ込むだけ。

ミスも無くなり生産性がアップしました。

まとめ

これらの導入事例はほんの一部です。

Microsoft Office永続版からOffice365に変えることでクラウド利用の開始です。

未来の話ではなく今は当たり前になりつつあり、切替が非常に増えているのです。

当然メリット・デメリットを把握したうえで決定しなければいけません。 環境が変わり、働き方にも変化があります。この機会にツールの見直しをしてみてはいかがでしょうか?

<参考サイト>

NEC

事務所移転時のインターネット回線と電話回線の扱いについて

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

いきなりですが、事務所を移転するときに皆さんは何から手をつけていきますか。

移転となると様々な申請やら登録やら多岐にわたっての準備が必要で何から手をつけたらいいか分からない方が多いかもしれません。

多くの方が立地条件や物件価格、事務所レイアウトなどヒト・モノ・カネをメインに考えていくと思われますが、実際に移転が決まった際にインターネット回線や電話回線の移設手続きの手配に多くの時間を有することをご存じでしょうか。

ここではインターネット回線や電話回線を移設する際のポイントを3つに絞ってお話していきます。少しでも参考になればと考えております。


使用中の回線種類の把握

まず移転前に確認したいのが、現在使用している回線の種類となります。インターネット回線だけでも現在多くの事業者が様々なサービスと共に提供を行っております。光回線だけでも様々な光コラボレーション事業者が取り扱っており、NTTが提供しているフレッツ光で契約していると思っていたら違う事業者だったなどとお聞きすることも多くございます。プロバイダーや携帯ショップ等の携帯キャリアでも光回線を取り扱っており、様々なセット割やオプション付加などを行い、顧客の囲い込みを行う企業が増えてきております。

そんな中いざどこで契約していたのかを調べた際にどこで契約しているのか分からず、契約先を把握できない場合もあるようです。NTTに連絡したが、契約情報が見当たらないとたらい回しになったケースをお聞きすることもあります。

ここでは提供されているインターネットの光回線サービスの種類をご紹介します。

・NTT:フレッツ光

フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供する光回線です。回線以外にひかり電話やフレッツテレビなど様々なサービスを提供しております。NTT東日本とNTT西日本では提供エリアの違いがあり、提供しているサービスプランや名称、価格等が異なります。東日本から西日本、西日本から東日本へ移転などがある際には注意が必要です。

・KDDI:au光

KDDIが独自に整備した光ファイバーを利用した光回線です。au携帯やスマートフォンをご利用になっているとセット割や家族割などの割引サービスが受けられ、auユーザーにとってはメリットが大きい光回線です。

・So-net:NURO光

2013年よりSo-netが提供している光回線です。NURO光の最大の特徴は下り最大2Gbpsの回線速度です。速度重視のユーザー層からは高い支持を獲得しています。

・電力会社系の光回線:例 FITWebヒカリ(北海道)・TOHKnet(東北地方)等

各地方の電力会社が提供しているご当地光ファイバー回線です。提供エリアが限定的ではあるものの、各地方では高い人気を誇っています。地域密着型のサービスを提供しており、地域によってはフレッツ光よりも高いシェアを持っているサービスです。

・光コラボレーション事業者:ドコモ光・Softbank光・OCN光等

NTT東日本とNTT西日本からフレッツ光回線の提供を受け、各社の独自サービスと共に光回線をサービス展開しているプロバイダーや携帯キャリアなどの事業者のことを指します。2015年2月にNTT東西が光回線サービスの卸売を開始したことにより、光コラボレーションモデルと呼ばれる仕組みが始まりました。各事業者が独自のサービスを付加価値として提供するケースが多いので、一度調べてみる価値はあるかもしれません。

光回線以外ではCATV(ケーブルテレビ)を使用してインターネット接続を行っている企業もございます。ケーブルテレビとは光ファイバーケーブルや同軸ケーブルなどを用いて、インターネット接続や電話サービス、テレビ放送などの提供を行っているサービスです。

また、現在は少なくなっている契約とはなりますが、ADSL回線をご使用になられている場合もあります。ADSLとは従来の電話回線を利用してインターネット通信をする方法となります。光回線と比べて通信速度が50Mbpsと遅く、周辺にある同回線の影響でノイズを起こしやすい性質がある為、インターネット通信に影響が出やすいという側面があります。NTTのフレッツADSLのサービス提供は2023年1月31日をもって終了するという発表がされており、光回線が普及してきたことが大きな要因であるとも言われています。

ここまで記載してきた通りインターネット回線だけをとっても、様々な光回線やサービスがあることが分かります。各サービス共に提供しているエリアに差がございますので移転先に現状使用しているサービスが使用出来るのか事前確認が必要です。

現状の契約確認は、契約した当初の契約書や毎月の請求書を見れば確認することが出来ます。移転前に詳細な契約内容を把握しておくことをお勧め致します。



電話番号の継続利用が可能かどうか

次に確認しておきたいポイントは現在使用している電話番号を継続して使用出来るかどうかという点です。近くに移転するだけだからと安易に考えてはいけません。

フレッツ光のひかり電話を使用しているとした場合ですが、同じフレッツ光だから問題ないと考えがちです。しかし、必ず継続利用が出来るとは限りません。

電話番号はNTT基地局で管理しており、たとえ近くに移転するだけとはいっても基地局が違うとなっただけで継続利用が出来ない場合がございます。いざ移転先を決めたけれども、実は電話番号の継続利用が出来なかったといったことを耳にしますので注意が必要です。

また、現在使用している光回線サービスを移転に伴って他社サービスへ変更を考えているといった場合も注意が必要です。電話番号を他のキャリアに引き続き、継続的に利用が出来るようにしたサービスを番号ポータビリティと言います。この番号ポータビリティというサービスも出来る場合と出来ない場合があります。

一例とはなりますが、NTTひかり電話を光コラボレーション事業者のひかり電話に変更した場合や光コラボレーション事業者同士の変更時には番号ポータビリティが活用出来、継続して番号を使用することが出来ます。

逆に出来ない場合はNTTひかり電話で取得したひかり電話専用番号を他社サービスの光電話へ移行した場合などです。他にも様々なケースが考えられますので、現在使用している番号が継続して使用出来るかを移転前に契約している電話会社に問い合わせて確認してみましょう。

仮に電話番号が変わるとなると企業にとってはホームページや名刺など様々な部分で変更を行う作業が増えてしまいますので、細心の注意を払いたい所です。



移転時期の確定

今までお伝えしてきた内容も非常に大切ですが、ここが一番重要かもしれません。それは事務所移転時の工事依頼は早めの準備が大切であるということです。

インターネット回線や電話回線の移設には早くても数週間以上の期間が必要となるケースがほとんどです。場合によっては、1か月以上工事手配に時間がかかってしまうケースも多々ございます。今やインターネットを使用していない企業はごく少数になっていますので、移設先ではすぐに使用出来ないと困るといった企業が多いでしょう。

移転の準備やら打ち合わせやらで、ついつい後回しになってしまうことが多いですが、業務を行う上で必要不可欠なツールとなっておりますので、早めの手続きを行うことが大切です。依頼先はNTTを始めたとした各事業者となりますので、数ヶ月前から契約している事業者に相談を行って頂くことをお勧めします。

本日のまとめ

事務所移転は企業にとって毎月あるようなものではありませんので、そこまで意識が向かない部分が多いはずです。しかし、インターネットや電話が使用出来なくなっただけで多くの機会損失が出てしまうということは容易に考えられます。

だからこそ、細心の注意を払い移転の準備が進められるよう、普段から相談が出来る事業者を選定していくことも大切かもしれません。

テレワークという働き方

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

3年前と比べて働き方が変わったという方いらっしゃいますか?

日本はこの3年間で労働時間が年間116時間も減ったようです。

こんなにも労働時間が減った理由は?

①働き方改革関連法

政府が会社に罰則を与えるようになってきた為です。

従業員の時間外労働の上限規制や年次有給休暇の取得義務化などで徐々に効果が出てきました。

②新型コロナウイルスが広がりテレワークが増えた為です。

会社にいるとなかなか帰れないという従業員がいるんだとか。

サラリーマンで上司が仕事をしていると部下はなかなか帰りづらい。また、部下が仕事をしていると上司は帰りづらいなど。心当たりはございませんか?

無駄な残業が無くなったということですね。

③新型コロナウイルスの影響で会社が倒産して仕事が無くなってしまった。

新型コロナウイルス関連倒産は全国に2328件判明(11月5日時点帝国データバンク情報)

業種別上位は飲食店(401件)建設・工事業(240件)食品卸(122件)ホテル・旅館(115件)など

倒産以外にも休業や時短営業など様々な影響が考えられます。

会社側として残業時間を減らし生産能力を上げ、業績アップが出来ればいいですよね。

更に社員が健康で元気に仕事をし、モチベーション高く成長し続けることが理想です。

今回は少しでも理想に近づける為、2つめのテレワークについてお伝えしていきます。



自社のテレワーク

実は弊社でもテレワークを一部取り入れています。今まで会社で行っていた仕事を自宅でしています。

実際にテレワークを実施している社員に聞いてみました。(経理女性社員)

テレワークをして良いところ

 →①集中して行うことが出来る。
  特に細かい数字のチェックをしている際には、それだけに集中する事が出来るので
  とても助かっています。(電話対応や来客対応などが無い為)  
  ②通勤時間がない分、家庭のことを実施出来る。
  子育て中なので、今までは学校へ行く子供達を送り出す事が出来ませんでしたが
  きちんと送り出したり早い時間から宿題の確認をする等の子供との時間を確保する事が出来るようになりました。

テレワークをして悪いところ
 →①社内の人とのコミニケーションが取れない。
  対話で確認をすれば、数秒で終わる事がメールでのやり取りや活字にする事で上手く伝わらない事があったりします。
  ②電話対応やFAXをする事が出来ない
  お客様からの問い合わせ電話があった場合やお客様への確認がある場合に基本的に出勤日での対応となってしまうので、対応が遅れてしまう。
  また、FAX送信ができないので必要な場合は、社内にいる人に依頼をする形になってしまう。
  ③印刷コスト
  印刷物は全て自宅のプリンタを使用しているのでインク代等のコストがかかる。

今までの仕事と変わった事
 →数回の出勤日に依頼事項が集中するようになった。
  出勤日に実施するべき事と依頼事項をいかに全て完了させるかになるので
  より集中するようになりました。

テレワークをするうえでの注意点
 →窓の近くではなく家族にも見られないようにPCを配置したり、カーテンを閉めて実施するなどのセキュリティー面に気をつけています。
  会社PCは子供が絶対に触らないように、基本的に部屋には出入りさせないようにするとともに在宅勤務中は集中するために鍵を掛けて入れないようにしています。

良い点もあれば注意しなければいけない点も出てきました。

すでに実施している方はいかがでしょうか?



テレワークの相談

小江戸光・小江戸Wi-Fi・小江戸せきゅりてぃ・小江戸えむえふぴぃなどの回線手配やパソコン周辺機器設置設定なども行っていますのでお客様からのお問い合わせが以前と比べて増えました。

どういった問い合わせが多いかといいますと、

・テレワークをしたいですが、何から始めたらいいですか?

・環境構築にいくらかかりますか?

・情報漏洩対策ってどうしたらいいですか?

・助成金は利用できますか?

などなどいろいろなご相談があります。

テレワークの方法は1つだけではありません。よって現状の把握と今後どのように業務を行いたいのか。現在仕事で使用しているソフト、データの保存方法、共有方法などパソコンの使用方法についてお聞きしています。

一番簡単なのはクラウドのデータセンターを利用する方法です。

データを会社のサーバーでもお使いのパソコンでもなくデータセンターに保存してそのデータを見にいく方法です。

データセンターの容量やアクセスするユーザー数によって月額の金額が変わるものが一般的です。金額も幅広いですが、データセンターのセキュリティがしっかりとしているかどうかも重要なポイントです。最近増えましたサブスクリプションというサービスですね。

Office365やadobeのサービスもサブスクリプションのサービスになってきています。

会社に設置してあるサーバーでソフトを動かしている場合は社内にリモートアクセスし業務を行います。

リモートアクセスとは遠隔地からネットワーク経由でコンピュータにアクセスすることです。社内に設置しているデスクトップPCやサーバーに接続することで社外でも社内にいるように仕事をすることができます。

この場合は社内のサーバーやパソコンの電源が入っていなければ接続が出来ません。

パソコンの電源を遠隔で指示し立ち上げることも機器を導入することで可能です。

また、拠点間をVPN接続して同じネットワークにする方法もあります。

毎回リモートアクセスで接続しパスワードを入れて社内のパソコンの画面を出してなど行わず自分のパソコンを社内と変わらない環境で利用が出来るので便利です。

サーバーやソフトウェアを自社で管理している場合(オンプレミス)はこのような接続方法が有効的です。

どちらも当然インターネットの接続環境が無いと構築できません。

セキュリティ対策

一番といっていいぐらいセキュリティ対策どうしたらよいのかと相談があります。

迷惑メール・フィッシングサイト・ランサムウェア等・・・

テレワークをしてもしなくてもどちらも重要なことです。

まず行うべきことは社内のセキュリティに対するルール化と社員教育だと考えます。

ルールが何もないと例えば・・・

データをUSBメモリに保存してデータが開かなくなってしまった。

USBメモリを無くしてしまった。

USBメモリを差したらウイルスに感染してしまった。

こんなことが起きてしまう可能性があります。USBメモリに重要なデータを保存していてそのデータを無くしてしまったら?その情報が第三者に渡ったら?

情報漏洩した場合は大きな問題です。

ちなみに2022年春に施行が予定されている個人情報保護法ですが、法人に対する情報漏洩時の罰金額が大幅にアップします。改正前が50万円以下だったものが、改正後は1億円以下となります。個人情報保護委員会への報告と本人への通知が義務化されますので

個人情報をUSBに入れて持ち歩いている従業員がいたら・・・怖いですね。 

USBの使用は駄目ですよと言っていても利便性から利用する社員がいるかもしれません。

そんな時はUSBポートを使用出来ないように制限をかけたり、誰がUSBを差して何のデータをコピーしたのかログを残したり管理者にメール通知したりと今ではこういったシステムを導入する会社も増えてます。

では物理的にUSBメモリや外付けハードディスクを使わないようにしたから安心とは言えません。

テレワークが増えたことでサイバー攻撃、サイバー犯罪の被害が非常に増えています。

サイバー攻撃によって個人情報や大事なデータが盗まれないように、現状の環境把握とリスク軽減に取り組む必要があります。

ランサムウェアで身代金請求が来たなんてことになったら?

情報は盗まれるだけではなく暗号化されて利用できなくなるなんてこともありますので情報を守ったりバックアップを取りましょう!最近データのバックアップは何時何処に取りましたか?

テレワークの環境構築時は見直すタイミングでもありますので最適なプランを選びましょう!



助成金

セキュリティを高めれば高めるほど費用は高くなるものです。

そこで注目されているのが助成金です。

テレワークを広める為に国や自治体などさまざまな支援があります。

厚生労働省の人材確保等支援助成金(テレワークコース)はテレワーク用通信機器の導入・運用機器が支給対象となります。最高で100万円の支給額です。知ってましたか?

以下対象機器一覧

・ネットワーク機器

・サーバ機器

・NAS機器

・セキュリティ機器

・ウェブ会議関係機器

・サテライトオフィス利用料

これから環境構築してテレワークを行うのであればこれらの利用はいかがでしょうか?

また、東京に事務所がございましたら東京しごと財団の(テレワーク促進助成金)があります。

パソコン・タブレット・クラウドサービス・ソフトウェア・機器設置設定費が対象で、こちらは助成金の上限が250万円となっています。令和3年12月24日締め切りですのでお早めに!

助成金以外にもIT導入補助金2021などもございます。

環境が変わりいろいろな支援策がでていますからこういった情報を得ることも大事ですね。



まとめ

コロナ過により働き方が大きく変わりました。

働く場所や時間だけではなく営業手法もいろいろと変わってきています。

この時代の流れについていかなければならないのです。

社内のインフラ設備の見直し改善、社員教育整えていきましょう!

ちなみに皆さんのパソコンのOSは最新バージョンにアップデートされていますか?

ウイルスソフトは最新版に更新されていますか?Adobeやjava他のソフトもバージョンが古いとそこから狙われてしまう可能性がありますのでご注意を!

情報セキュリティ相談センターでは今回のようなテレワークについてや助成金についてのご相談も受け付けております。

まずは簡単に今すぐ出来ることから始めていきましょう!



<参考サイト>

厚生労働省

公益財団法人東京しごと財団

IT補助金2021

Society5.0って?わたしたちのこれまでとこれから

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

突然ですが、IT社会ってなんでしょうか。

そもそもITってなにかご存じですか?

ゲーム?インターネット?ネットワーク?

「パソコンやインターネットを使って調べること」「ツイッターやインスタグラム等SNS」「パソコンやインターネット、技術を教えてくれる先生のようなもの」「様々なことを簡単に、生活を豊かにするもの」

これらは、実際に「ITってなんだと思いますか?」と聞いた際の回答です。小学生を相手に答えることを想定して答えていただきました。

これらのどれもがITに当たりますが、具体的な定義を問われると少し難しいですよね。

ITとは「Information Technology」の略で、最近はさらに「Communication」も入れてICTなんて言います。

直訳すれば「情報技術」、「情報通信技術」ですが、では「情報技術」「情報通信技術」ってなんでしょうか。

わたしにとってインターネットは当たり前に享受できる技術です。さまざまなものがインターネットに接続し、それが自然な世の中です。「デジタルネイチャー」と称するそうです。

まさにそうですよね。インターネットは自然に、そこにあるものとなっています。

どこにいても、わたしたちはインターネットに囲まれています。それが情報社会、IT社会と呼ばれています。

そんな情報社会を「Society4.0」と呼ぶそうです。そして今、日本は新しい社会、「Society5.0」に向かっています。

本日は、デジタルネイチャーな世界で目指されるSociety5.0と、これまでの1.0~4.0についてのお話です。



Society1.0~4.0

では、Society1.0~4.0とはどんな社会なのでしょうか?

内閣府は、1.0を狩猟社会、2.0を農耕社会、3.0を工業社会、4.0を情報社会とし、この順番で社会は発展し続いてきたとしています。

農耕が始まる前の原始的な時代、狩猟や採集で生活するのが普通なSociety1.0と比べ、世の中はずいぶんと発展しましたよね。

ITの技術が発展し、とても便利な世の中です。先に挙げたように、IT社会はパソコンやインターネットを使用して様々なことが知れますし、それを教えてくれる存在でもあり、そして生活を豊かにします。しかしそれでもまだ課題は山積みです。

少子高齢化、金銭的・地域的格差、技術発展にかかるコスト、これだけではありません。経済発展の裏で、多くの問題が叫ばれています。

また、便利な情報社会と言ってもまだまだ想像するスーパーシティ・スマートシティには程遠いのです。知識・情報の共有、連携が不十分であったり、地域課題や高齢者のニーズに対応しきれなかったり、年齢や障害による労働・行動の制約や、情報の探索・分析にリテラシーや能力が必要であったりと、「かゆいところに手が届かない」ことがままあります。

そんな社会を、より便利に、より快適にするために日本が目指すべき姿として第5期科学技術基本計画にて提唱されたのが「Society5.0」です。



Society5.0ってどんな世界?

では、Society5.0ってどんな社会なのでしょうか?

内閣府は、Society5.0を「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(実現空間)を行動に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と定義しています。

先ほどあげた、Society4.0という発達した情報社会でもなお言われる様々な問題・課題を、最新技術を活用して克服し、社会の変革を通じて日本が目指すべき未来社会の姿として提唱されたのが「Society5.0」です。

モノのインターネット「IoT」はさらに広がり、知識や情報は横断的に活用されて地域の課題を解決する、そんな近未来的構想です。

これまでの社会では、経済や技術が発展すればするほどに、取り残されてしまった人々や解決できなかった手間が見ないふりをされていました。

ITをはじめとした多くの技術が発達し、昔と比べてずっと便利で近未来的になったとはいえ、それでも社会的課題は解決しておらず、経済発展と問題解決が両立できていないこの現状を、Society5.0はどのように解決するのでしょうか?

冒頭で言ったように、ITとは「パソコンやインターネットを使ってものを調べること」でもありますが、では、たとえばインターネットで何かを調べるとします。

検索結果にはたくさんの関連ページが並びますよね。それこそ膨大な、数えきれないほどの情報がそこには詰まっているわけですが、それは本当の情報でしょうか?

その情報が本当であるか、嘘なのかを見分けるリテラシーが必要不可欠です。日常的にインターネットに触れている世代は、感覚でその区別をつけることがある程度可能ですが、それが難しい世代は文字通り取り残されてしまいます。

フィジカル空間からサイバー空間への接続、あるいはその逆やサイバー空間を通したフィジカル空間からフィジカル空間への接続は、今や当たり前の技術です。しかし、接続し、得たものを正しく活用できるかは別の話になります。どんなに便利になったとしても、活用できなければ意味がありません。

Society5.0の目指す社会は、簡単に言ってしまえばそんな活用が難しい高齢者や、あるいは若年層、全世代も含めみんなが「検索」し正しく「活用」する社会です。従来、「検索」と「活用」の間に含まれていた「判断」が省略されます。

フィジカル空間とサイバー空間が融合し、一体化していると言ってもなかなか想像するのは難しいですが、しかし実際、現代でもすでにわたしたちはサイバー空間とともに生活しています。だってもう、インターネットがない世界なんて考えられないですよね。わたしたちはすでに、無意識のうちにサイバー空間とフィジカル空間を接続することが当たり前になっています。

しかしその無意識の中には、まだ「判断」の過程が含まれています。

生活とインターネットが密接に存在することによって、先ほど挙げた「判断」の例だけでなく、多くの社会問題を解決し、かつ経済発展を両立させること、それが日本が目指すべき未来なのです。



本日のまとめ

とはいえ、今はまだ4.0なのが現実です。「Society5.0」という言葉すら知らない人がたくさんいるのではないでしょうか?

IT技術、IoTであふれた便利なこの社会ですが、その反面、2025年問題をはじめとした、地域格差や年齢格差、情報格差といった問題は加速しています。

ITは生活を豊かにするものです。わからないことを調べ、世界中の人と人を繋げます。自然と、そこにあるものです。

みなさんにとってはどうでしょうか。もう十分すぎるほど便利ですか?それともまだ足りないでしょうか。

今、技術はあっという間に進化していきます。5.0を掲げたのですから、いつまでも4.0でいるわけにはいきません。少しずつ、フィジカル空間とサイバー空間は溶け込んでいかなければいけませんし、わたしたちはそれに慣れていかなければならないのです。そしてまた、ITに疎い世代も取り残すことなく融合させなければいけません。

今の生活をもっと便利に、もっと快適に、日本は4.0からまず、4.1へと前進しています。

この数字が増えていくのが、日本が前進していくのが楽しみですね。

<参考サイト>

内閣府WEBサイト

これもあれも?モノのインターネット時代!

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

IoTという言葉をご存じでしょうか?最近よく耳にする言葉ですよね。

「Internet of Thing」の頭文字をとって「IoT」、「モノのインターネット」と訳されます。

家電をはじめ、いまや様々なものがインターネットに接続され、そのサービスを広げています。

その歴史は古く、はじめて「IoT」という言葉が用いられたのは1999年だそうです。

とはいえ当時ではそれを便利に活用するだけの技術が伴わず、現代のように広がることはありませんでした。

それが広がり始めたのは2012年、第四次産業革命からです。

インターネットでモノとモノをつなぎ、そしてデータをやり取りする、わたしたちが普段PCやスマートフォンで当たり前のように行っていることですが、最初は製造業で利用することを想定した取り組みでした。

製造ラインの機械化、効率化が進み、センサーや温度・振動の感知システムの導入によってデータを集め、そのデータからさらに効率化を求める…こうしたループが繰り返されることで、技術は発展しています。

産業革命から始まった技術の発展は、製造業だけにとどまらず、現代ではあらゆるビジネスシーンで活躍しています。

ビジネスシーンだけではありません。身近なあらゆるものがインターネットに繋がり、生活を豊かにしています。

IoTという言葉を知らないまま、IoTを利用している人がたくさんいるのです。

本日はそんな、身近なIoTを紹介いたします。こんなものも?!なんてのもありますよ~!



IoT家電でスマートな生活を

身近なIoTといえば、やはり家電ではないでしょうか?

初めにスマートフォンをリモコン代わりに活用するIoTをご紹介します。

まず面白いと思ったのは「マイクロボット・プッシュ」という超小型ロボット。

押しボタンの上に設置すれば、スマートフォンを利用して遠隔から操作できるというもの。

仕組みはいたって単純で、スマートフォンで指示を出せばそのロボットが物理的な力でボタンを押してくれるというもの。アナログ的な仕組みではありますが、たったそれだけで些細なことがスマートになります。

電気を消し忘れたまま外出してしまうことが多い、家に着いたときには部屋が温まっていてほしい、そんな人にはもちろん、それだけではなく、足が不自由だったり、動くのが簡単ではない、そういった人が、手元のスマートフォンひとつで操作できるんですからとっても便利ですよね。

他にも、電球型の「stac」なんてものも。

こちらは電球型の本体に、利用者が必要だと思うモジュールを取り付けてまとめてスマートフォンで操作するというもの。

テレビのリモコン、エアコンのリモコン、電気のリモコン、何かとなくしがちな家電のリモコン。机の上に並べておけば、わざわざ移動してON/OFFする必要もなくて便利なんですが、なんかどっか行ってしまうんですよね。しかも思いもよらないところに置いちゃって、なかなか見つからなかったりするものですから困っちゃいます。

そんななくなりがちなリモコンが全部一つになり、なおかつスマートフォンで操作できたらとっても便利じゃないですか?

QoLもIoTにおまかせ

「ルンバ」の名前でおなじみのお掃除ロボットが話題になってからもうずいぶんと経ちます。以降、様々なロボット掃除機が発売されています。

最近のものはすごいですよね、段差にも強く、障害物も勝手に避け、学習能力もあります。もちろん掃除もばっちりです。

OK!Google!やAlexa!と話しかけるだけで勝手にお掃除してくれるんだから、とっても便利です。例えば夕飯の準備中に、声をかけるだけで掃除と料理がいっぺんにできてしまうんです。

家が広ければ広いほど、掃除機をかけるのは時間がかかります。時間がかかる毎日の掃除が、声をかけるだけで済んでしまうんです。その時間に何をしますか?散歩なんかにも行けちゃいます。

時間の有効活用、効率化というのもIoTの強みです。

さて、ルンバはもうおなじみのIoT家電ですが、便利で快適な生活をもたらすIoT製品はまだまだありますよ。

家電メーカーのシャープはAIとIoTを組み合わせた「AIoT」で、新たな家族として成長し、寄り添うサービス「COCORO+」を広げています。

AIを組み込むことで「スマートフォンで操作できる便利」のさらに上、ユーザーによる操作がなくとも良い状態を目指しています。

例えば、気象情報で先回り運転をするエアコン。住んでいる地域の空気の状況や天気から、最適な環境を先回りで用意します。午後になって気温が上がってきたら勝手に温度を調整してくれますから、電気代の節約にもつながります。

もちろん、先述したようなスマートフォンでの操作も可能で、その操作に基づいて人工知能が学習していきます。

さらに、このエアコンと連携し、自動に加湿を開始する空気清浄機なんかも。

こちらは明るさセンサーが内蔵されており、長時間暗闇が続くと睡眠中と判断し、エアコンを睡眠中に適した設定に操作するそうです。うーん、便利。

便利というより、「わたしたちの操作・干渉を求めないこと」がシャープの目指すIoTだそうです。

わたしたちの意思を介さず快適な場になる家、とても近未来的ですが、その近未来はもうすぐそこに来ているのです。

こんなものもIoT?

さて、身近な家電に導入されたIoTをご紹介しましたが、まだまだ面白いものがたくさんあります。

全国2冠を今年達成した星稜中学校野球部はトレーニングにIoT機器を取り入れているそうです。

「テクニカルピッチ」というセンサー内蔵のボールで、ボールを投げると球速や回転数、回転軸などが記録されるというもの。

もちろん重さや大きさは公式で利用されるものと同じに設計されていますから、実践と同じように投げられます。

これまで紹介したIoTは生活に寄り添うものでしたが、スポーツの世界もIoTでどんどん変わっていきます。

「テクニカルピッチ」のHPのトップ画面には「IoTボールが野球を変える」と大きく書かれています。

生活だけではありません、スポーツだって、娯楽だって、趣味だって、IoTでその質は上がっていくのです。


本日のまとめ

いかがでしたでしょうか?身近ですでに導入されている方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中はどんどんIoTを取り入れ、便利に快適になっています。

生活だけではありません、紹介したようにスポーツだって、あるいは娯楽や趣味にだって、IoTが取り入れられています。

数千円のドローンをスマートフォンに接続して、お手軽に空からの動画が取れてしまうんです。数年前までは突拍子もないような、突飛なアイデアが、あっという間に現実になる、そんな世界です。

以前にも取り上げました、「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」のです。

ボールを投げただけでその情報が確認できるなんて、なんとなくみんな、「できたらいいな」って思っていたと思います。外出先から消し忘れた家の電気消せたらな~って、みんな何度も思いましたよね。

気が付けば、現実になっていました。

ただでさえ急速に快適で便利になっている生活は、まだまだずっと便利で快適で、そして面白いものになっていきます。

これから生まれてくるたくさんのアイデアが楽しみになりますね。



<参考サイト>

CORE CONCEPT

SSK technical pitch

stak

+STYLE

価格.COMマガジン

SHARP COCORO+

CEATEC AWARD 2021 アジア最大規模のイノベーション展示会

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

今年本国で開催された東京オリンピック2020は、ほとんどの競技が無観客開催でした。

新型コロナウイルスの感染拡大による1年の延期や無観客開催と、前代未聞の大会となりました。

オリンピックだけではありません。ライブも、コンサートも、イベントも、あらゆることが制限されるようになってからもうすぐ2年が経ちます。

家でテレビを前に応援しているわたしたちの声は、リアルタイムで選手たちに届くことはありません。静まり返った競技場は、普段熱気と声援に包まれている選手たちにとってひどく味気ないものだったかもしれません。

彼らはトップアスリートですから、応援の有無に関わらず練習を重ねてきていますが、しかしそれはそれとして応援というものは大きなパワーになります。

わたしも学生時代に長いことスポーツをしていましたからそのパワーがよくわかります。

スポーツ観戦が好きな人たちも、そのスポーツや選手の活躍はさることながら、会場の雰囲気が好きという方も多いのではないでしょうか?仕方がないとはいえ、なんとも寂しいですよね。

現在どうしても抑制されがちなコロナ禍での娯楽ですが、そんな中で少しでも楽しむための工夫がなされています。

10月19日~22日、IT技術とエレクトロニクスの総合展示会「CEATEC」が開催されました。昨年同様にオンラインで開催されたこの展示会の「CEATEC AWARD」グランプリのひとつに、そんな抑制されてしまった娯楽を楽しむためのものが選ばれていました。

CEATEC AWARDとは、学術的・技術的観点・市場性や将来性等の視点から、イノベーション性が高く優れている、と判断されたものを表彰するものです。

本年はやはりウィズコロナDXを意識したものが多かったですね。

本日は「CEATEC AWARD」の中から、何点かピックアップしてご紹介します。

DXでオンライン応援

冒頭でお話ししたのは、ニューノーマル社会への提案・競争カテゴリー、デジタルトランスフォーメーションDX部門グランプリの、リモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」です。

こういったコロナの環境下、あるいは別の様々な理由で現場に行けないスポーツファンが、オンライン上でリアルタイムに選手を応援するプロジェクトで、Jリーグやプロ野球などと共創しながら、新しい応援の文化を創出しています。

スポーツの中継はなにも珍しいことではありませんが、この「Remote Cheerer」は従来の「現地に行って応援する」か「中継で見る」といったスタンダードな2種類のスポーツ観戦の、新しいかたちを実現します。

いうなれば「オンライン応援」でしょうか?オンライン観戦といえば今まで通りですが、こちらは応援付きです。

スマホをタップしたり振ったりすることで、現地に設置されたスピーカーから声援や拍手が流れるのです。システムはいたってシンプル。シンプルですが、とても「今っぽい」ですよね。

アイドルオーディションやミスコン等で近年利用される配信ツールでも、ファンはスタンプやプレゼントで画面を華やかにすることで応援の意を表すことができます。かたちのないものを可視化することで、モチベーションの向上に繋がります。

スポーツだって同じです。たとえ無観客でも、スピーカーから音がすることで「応援されている」ことを可視化します。(見えてはいないですが)

他にも、トークルームやチャットルーム機能で同じ試合を見ている人と交流するといった、SNSに近しい機能もあり、ひとりではなくみんなで応援する「現地観戦」に近いものを体感できます。

隣のシートの見知らぬサポーターと盛り上がる…といった、現地ならではの楽しみに近い楽しみ方もできそうです。



量子暗号で理論上最強のセキュリティ

莫大な情報であふれ、それが資産となる現代社会において、重要とされるのはその情報の活用の仕方です。あるだけの情報は何の役にも立ちません。情報の分析、活用、共有、それが現代社会での戦い方です。では、その情報はどうやって守りますか?

オープンカテゴリー、ソリューション部門では「東芝の量子暗号通信で安全なオンライン社会を実現」が、“理論上”突破されないセキュリティ要素として準グランプリを受賞しました。

詳しく話すととても難しい話になるのですが、光の粒子がなにかに触れると、必ず状態が変化するという量子力学的な性質を利用した暗号鍵の技術です。

なんで理論上証明されているのかというのはいまここで解説しませんが、ざっくり言えば、鍵の情報が変化している場合は「なにかに触れられた」可能性が高いため、危険だから使わないようにする…ということです。

………わかりますか?難しいですよね。まぁ、極端な話、家のカギに知らない人の指紋が付いたら鍵を変えようね、みたいな感じです。

この情報社会、そしてIoTの時代に、データ通信の安全性はますます重要視されています。

現状理論上安全が保障されているこの量子暗号技術は、まだまだ通信速度や距離といった制限、そして技術の進化による「セキュリティ突破」の懸念等、問題もありますが、しかしそれでも、現段階では大いに期待できる技術です。

次々と新しい技術、そして進化が繰り返される現代です。制限や懸念を拭い取り、超スマート社会へ向かうこの世界の、セキュリティ業界を牽引するのもそう遠い話じゃないかもしれません。

スーパーでスマートな未来都市へ

少子高齢化、インフラ老朽化といった地域課題に直面する中で、「スーパーシティ・スマートシティ」の取り組みが広がっています。スーパーシティとは、最先端の技術で地域課題を解決し、快適で便利な未来都市の実現を目指す構想のことをいいます。

ニューノーマル社会を先導するスーパーシティ/スマートシティの実現に向け、社会と暮らしの全般における先進的サービスやデータ連携・活用などが求められている今、ニューノーマル社会への提案・共創カテゴリースーパーシティ/スマートシティ部門でグランプリを受賞したのが「NECが目指す未来のまち ~スーパーシティ~」です。

防災、観光、医療福祉といった、複数の分野にまたがる地域の課題に対して横断的にサービス・データを流通させるクラウドサービス「NEC都市OS」をベースに、容易かつシームレスにスーパーシティへと取り込むこの構想は、総務大臣賞も同時に受賞しています。

防災面ではAIを利用した防災予測、被害情報などで、逃げ遅れゼロを目指し、観光面ではこのコロナ禍でも安心・安全に快適な旅を提供します。世界ナンバーワン精度の顔認証や混雑度検知や群衆行動解析を組み合わせ、地域活性を実現します。

開発コストの低減、地域の特性やニーズに合わせたシステム構成、そして現代求められているスーパーシティに即した点が評価され、グランプリとなりました。

想像にとどまらないNECが目指す未来のまち、どんな人も安心して生き生きと暮らし続けられるまちは、もうきっとすぐそこにあるのではないでしょうか。

本日のまとめ

いかがでしたでしょうか?

CEATECオンライン、実際にわたしも入場させて頂きました。むずかしい話が多くはじめはしり込みしましたが、知れば知るほど面白く期待に胸が高まるものばかりです。

オンラインになったことで、参加が容易になったのもわたしにとってはうれしいポイントでした。

ニューノーマルな社会はすでにもう始まっています。最新テクノロジーの上に成り立っているわたしたちの生活の、新しい一歩のそのつま先を体験できたいい機会になりました。

オンラインでも応援をリアルに届ける、理論上最強のセキュリティ、そしてスーパーでスマートな未来都市。

他にも、たくさんの技術が、開発が、今繰り広げられています。これからのわたしたちの未来は、きっとスーパーでスマートへとどんどん近づいていくのでしょう。



<参考サイト>

CEATEC2021 webサイト

SOUND UD webサイト

NEC webサイト

PCの新時代~Windowsの歴史~

おはようございます。情報セキュリティ相談センターです。

「PCの新時代が今日から始まります」

2021年10月5日、マイクロソフトはそう言いました。Windowsの歴史における記念すべきマイルストーンだそうです。

なんのことかわかりますか?

そうです、10月5日、Windows11の提供が始まりました。Windows10が発売されて約6年、PCの新しい時代の幕開けです。

実際にアップグレードし、利用された方はいらっしゃいますか?はじめはまだ慣れないでしょうか?たしかWindows10になったときも、なかなか慣れなくて「7を返せ~!」なんて言っていたような気がします。今ではすっかり10にも慣れました。6年も経てばなんでも適応できるようになるものです。

Windows10より、マイクロソフトは今後Windows10をアップデートで強化していくとし、Windows10をWindowsの「最後のバージョン」と述べていました。それから6年、驚きの方針転換です。

華麗なグラフィックス、サウンド、アニメーション、そして、パートナー企業や Surface の革新的で美しいハードウェア、「魔法のような」と称された新しいWindows11、はやくわたしも試したいです。

そんなマイクロソフトのマイルストーンですから、本日はWindowsOSの歴史をご紹介します。

90年代から続く我々のカルチャー

デスクトップOSシェア60%を誇るWindowsですが、爆発的に普及したのは1995年に発表された「Windows95」の発売からです。

出典:Wikipedia

WebブラウザInternetExplorerを標準装備したこのWindows95は、日本でも行列ができるほどで、4日で400万本を売り上げる大ヒットとなりました。

現在も使われているスタートボタンやメニュー、タスクバーといった機能はこの頃から搭載されており、これ以降に開発されるOSの基準となっています。

続いて1998年に「Windows98」が発売されます。

個人消費者向けに改良されたこちらは、全体的なパフォーマンス向上により安定したOSとして高く評価されました。

また、Windows95の普及と同時にインターネットも爆発的に普及します。

InternetExplorerも次第にMicrosoftEdgeへと移り変わってはいますが、それでもまだ愛用している人がたくさんいますよね。

進化していく情報社会を席巻したInternetExplorer、そしてWindows。その出発点がWindows95です。

今見ればスマートとは程遠いフォルムに、見慣れないデザインと手馴染みの悪い使い勝手かもしれませんが、それでも現代のわたしたちが愛用するパソコンの礎なのです。

エンターテイメントでエクスペリエンスを

出典:Wikipedia

続いて、2000年代には「Windows2000」と「WindowsME」が開発されます。

「2000」が開発された際、家庭向き、個人向きではないと判断され、急遽開発されたのが「ME」です。

この頃、「Windows95」や「Windows98」のような「9x系」と、それより以前に開発された「WindowsNT3.1」や「Windows4.0」のような「NT系」の統合が計画されており、「NT系」を基に、「9x系」のUIも採用されています。

しかし、短い開発期間でリリースされたMEはバグが多く、ブルースクリーンが多発し不評でした。

翌年2001年、「9x系」と「NT系」を統合して制作された「WindowsXP」が発売されました。

9x系の多機能性にNT系の安定性を併せ持ったXPは、発売から多くの人に愛されたロングセラーです。

XP懐かしいですね。わたしが初めて触れたパソコンもXPで、ペケポンと呼んで長く使っていました。

ビジネス市場のものだったWindowsOSがエンターテイメント市場へ拡大したきっかけが、1992年に搭載されたマルチメディア機能です。

2000年代に入りインターネットは常時接続の時代を迎え、「9x系」由来のマルチメディア機能や操作性から、動画サイトやSNSが増えていきます。パソコンの普及が急速に増えていったのもちょうどこの頃で、いかにマルチメディアによる「エンターテイメント」の需要が大きかったのかがわかります。

わたしも、長く使っていたといってもその利用用途のほとんどがゲームでしたし、今でもパソコンを娯楽で使っています。e-スポーツも盛んな時代です。

「XP」はexperienceが由来だそうです。少なくともわたしは、XPが初めてのパソコンでしたから、XPでたくさんの経験をしました。そのほとんどがゲームや動画視聴ではありましたが、今こういった機器に対して苦手意識がないのはやはり、ペケポンでの経験のおかげです。


現代の最先端へと

XPから6年後、従来のものから大幅に変わったデザインと多くの新機能を引っ提げて、2007年新しく「WindowsVista」が発売されました。

しかし、セキュリティ機能の強化にGUIの向上など、高いスペックである一方で、それが仇となり動作が重くなってしまいました。さらに、長く使われていたXPに慣れたユーザーは操作手順が変わったことでどうしても使いづらく、低い評価を受けます。

そんな「WindowsVista」が改良されたものが2009年に発売された「Windows7」です。だいぶ身近になってきましたね。

Vistaの本来あるべき姿と言われているこのWindows7、まだまだ使っている人がいるんじゃないですか?2020年1月にサポートは終わっていますが、ちらほらまだ使っている人を見かけます。

2020年の終わりにはそのシェアが20%を切ってしまったなんてニュースもありましたが、逆に言えばサポート終了して1年経ってもまだ使っている人が20%弱もいるほどに、人気のバージョンでした。

※※※ちなみに、サポートの終了したバージョンはウイルスに侵される危険が著しく高いので、ネット環境下での使用はダメですよ!!!!!!※※※

人気バージョンWindows7から5年後、「Windows8」が発売されます。

出典:Wikipedia

スマートフォンやタブレットが当たり前になりつつある2012年、スタートボタンを廃止しタッチスクリーンでの操作を意識した斬新なUIデザインが特徴です。

このデザイン、特にスタートボタンの廃止はかなり評判が低かったようで、アップデート版「Windows8.1」でスタートボタンはすぐに復活しています。

とはいえそのUIデザインは健在で、わたしは個人的にスタイリッシュで結構好きでした。さすがスマートフォン時代に開発されただけあり、タッチスクリーンも不便はなく、「直感的」で軽快な操作が可能でした。エンターテイメントの幅が広がり、祖母と一緒に上海という牌を消すゲームをよくやった思い出のあるバージョンです。

そうして、10月5日まで長く最新バージョンだった「Windows10」が2015年にリリースされます。

Windows10といえば、従来のWebブラウザ「InternetExplorer」に代わって「MicrosoftEdge」が標準搭載になりました。

慣れ親しんだInternetExplorerをまだ使っている人も多くいるかと思いますが、こちらもWindows7同様に、セキュリティ面で不安が残るため使用は控えましょうね!

現在ユーザーシェア60%を誇るこのバージョンを皮切りに、マイクロソフトはローリングリリースという形でアップデートを繰り返し、Windows10を強化すると発表されました。

わたしにとっては、パソコンを娯楽以外の目的で使うようになったのがちょうどこの頃ですから、Windows10には大変お世話になりました。

Macもかなり普及している今でも、OSシェアトップはWindows10です。

時代の最先端を走るパソコンの、その先頭で活躍しています。



本日のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

長い歴史のなかで、その形を変えて現代に適応してきたWindows。こうして歴史をたどっていくと結構失敗もしたりして、そして改善を重ねて、今現代に適応しています。

Windowsが現代に適応したのか、それともWindowsに適応したのが現代なのか、どちらなのでしょうか。そう考えるほどに、パソコンは娯楽でもビジネスシーンでも生活に組み込まれています。

新しいWindows11、もう試した人はいますでしょうか。

今までのように、少しずつまた「Windows11」が当たり前になっていくのかもしれません。

まだ試せていませんが、マイクロソフトのマイルストーンを備えたパソコンで、エンターテイメントも、ビジネスも体験するのが楽しみですね。

<参考サイト>

Microsoft webサイト

TECH CAMP ブログ

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